幼稚園の周囲には用水路があります。今の時期、田んぼに水が入ると、用水路の水が豊かに流れ、カニやエビ、シジミなどが捕れるのです。今日も用水路で、5人ほどの子どもたちが生き物を探していました。すると、一人の男の子が声を上げました。「あ、カメがおる!」その子が指さした先には、なんと、カメがのそりのそりと歩いていたのです。喜んだ子どもたちは、早速、カメを幼稚園に持ち帰りました。
「カメは水が好きだから水をかけてやろうや」「ぼく、水を持ってくる!」
「カメの背中は汚れとるし、なんか臭いで」「じゃあ、洗ってやろうや!」
子どもたちの興味は尽きません。大きなたらいに水を張って飼うことになりました。突然現れたカメは、あっという間に子どもたちの心をわしづかみにしてしまいました。これからもカメは子どもたちの好奇心を刺激してくれることでしょう。
私も、久しぶりに自然のカメを見て、思わず子どものように興奮してしまいました。一番大きな声を上げていたかもしれません。
それにしても福地の自然はすごいです。子どもたちの心を揺さぶってくれる環境であふれています。今後、季節はゆっくりと初夏に向かいます。これからも楽しみ、楽しみ…!
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